活動事例
町の生命を
取り戻す
テキサス州南部では、メキシコの薬物密売組織が十代の若者を「使い捨て」の運び屋に雇い、国境沿いの町で薬物を輸送させています。ここはアメリカでも犯罪率が最も高い地域のひとつです。この地域で、ひとりの元アメリカ海兵隊員が薬物問題と戦うために立ち上がりました。
オクラホマ州のナルコノン・アローヘッドの国際トレーニング・センターで勉強し、薬物防止とリハビリのあらゆる要素に関して資格認定を受けた「ナルコノン上級スペシャリスト」となった彼は、テキサス州のハーリンゲンにナルコノン・センターを設立しました。
この地域の薬物乱用に最初の打撃を加えるべく、彼は地元の学校や少年少女のクラブ、コミュニティー・センターで薬物防止教育レクチャーを何十回も行い、何百人もの生徒たちに薬物の有害な作用とどうしてそれを避けるべきなのかを伝えました。 一連のプレゼンテーションが評判になり、また効果絶大だったことから、ナルコノン講師のチームが結成され、テキサス州南部各地で、これまでに2万4,000人の生徒に薬物防止教育が提供されました。
これと並行して、ナルコノン南テキサス薬物リハビリテーション・センターの建設も始まりました。17エーカーの土地に24のベッドを備えた居住型の施設です。 その開幕式には地元の宗教指導者やテキサス州の議員、連邦議会議員、ハーリンゲン市長も参列しました。市長は、このセンターの地域貢献を称えて「ナルコノン南テキサスの日」を宣言しました。
ナルコノン南テキサスでは、新しい施設で約200名の中毒者が薬物から解放されたことで、サービスに対する需要が継続的に増加しています。
この地域の要望にさらに応えるために、ナルコノンのチームはハーリンゲン地域と連携して、奉仕活動センターをオープンしました。薬物の危険にさらされている若者のためのリハビリと防止の施設です。 このセンターは旧ハーリンゲン警察署の構内に設置され、裁判所の指示による者や、合衆国国境警備隊が運営する青少年プログラムのために薬物リハビリテーションを提供しています。
さらに奉仕活動センターは薬物依存のサポートを受けようと自らセンターの門を叩いた若者もいます。 奉仕活動センターのプログラムを修了した参加者は、全員が薬物から完全に離脱していることが検査によって証明されています。
2011年の統計によると、ハーリンゲンでは暴力犯罪が前年比で26パーセント減少しました。ナルコノンの薬物防止教育とリハビリテーションがこれに大きく貢献したことは間違いありません。 アメリカ国境パトロール隊は、この達成に重大な役割を果たしたナルコノン南テキサスに対して公式に感謝しました。